周知の通り、大手小売店との取引は、メーカーにとっては魅力的。
うまく軌道に乗れば、中小メーカーも一気に成長することができる。
一方で、大手小売店はメーカーに対して在庫切れを許さない。
そのため、メーカーは売れるかどうか保障のない新商品であっても、
小売店の棚を確保するために、大量生産せざるをえない。
大手メーカーであれば、ある程度は、それも計算のなかに入れることができるだろう。
いや、計算というよりも確率・統計論かもしれない。
新商品10種のうち、2品は予測以上のヒット、6品はそこそこ、2品は返品の山。
全商品を押し並べて、一定の利益を確保する。
では、中小メーカーとなるとどうだろう。
たくさんの新商品を次々に打ち出す体力はない。
経験値もマーケティング力も、棚を確保する営業力も乏しい中で、
1~2品に勝負をかける。
確率でいえば、どういうことになるだろうか。
一発目から当たれば良いが・・・。
もし全ての体力を絞りきって展開した商品が、3ヵ月後に100万個の山に
なって帰ってきたら・・・。
特に、大手コンビニエンスストアの商品管理基準は厳しいため、
賞味期限がとある一定期日を経過したものは取り扱ってくれない。
つまりは、賞味期限がかなり残っていても、卸すことができないのだ。
もちろん、それを格安流通に流すことは値崩れに繋がるため、
そうそう許してもらえない。
メーカーは途方に暮れることになる。
過去の統計を誰かがまとめれば驚く結果が待っているだろう。
もちろん、大手メーカーであっても苦しいのは同じ。
今日の日経新聞にある森永製菓の取り組みは、エコを建前を打ち出しつつも、
本音は別にある。
マスマーケティング型メーカーの苦悩が読み取れる。
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(以下、日経新聞より)
■森永製菓、賞味期限近い菓子を割安で販売 廃棄ゼロ目指す
森永製菓は賞味期限が近づいた自社在庫の菓子を、スーパーなどで割安に販売する。詰め合わせで、価格は通常の売価から3割強引いた1050円に設定。従来は出荷前に賞味期限が一定期間を切ると、廃棄することが多かった。廃棄量ゼロを目指して、環境配慮の企業姿勢を訴える。
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ここまで言うからには、ダイレクトマーケティングなら違うのかぃ?
という問いに対して、自信をもって答えられる。
ダイレクトマーケティング・マーチャンダイジングは、
必要最低限の生産で、顧客の反応を見ながら増産または改良していく。
嬉しい悲鳴で品切れになってしまったとしても、ただでは転ばない。
「それだけ売れている」というポジティブ表現材料にすることができる。
メーカーにとって新たな事業成長の鍵になることは間違いない。
詳しくはまた。