旅行サービスは、通販が活発な業界の1つ。
新聞広告やWebでも、通販申込みが目立つ。
しかし、ダイレクトマーケティングとは言えない。
多くの方が誤解しているが、
「通販」=「ダイレクトマーケティング」とは限らない。
販売手段が単に通信(ダイレクト販売)になっているだけで、
一人一人の消費者をマーケティングとして捉えきれているとは言えない。
社団法人日本旅行業協会では、
「もう一泊、もう一度」というキャンペーンを行っている。
旅行業界の売上減少を食い止めるべく、旅行ユーザーに対する、
ライフタイムバリュー(顧客の生涯価値)向上の施策だろう。
■いかに顧客をリピートさせるか。
■いかに客単価を上げるか。
これぞライフタイムバリューの醍醐味だが、単発ではうまく機能しない。
ダイレクトマーケティングとは、
「サービス(商品)開発・提供元」と「サービス利用者」が、
直接コミュニケーションをはかる中で、
サービスそのものの価値を最大化させることにある。
旅行業界でいうと、一人一人のお客様の属性とニーズを正確に把握し、
過去のサービス利用から、最適なサービス(商品内容・タイミング・他)を、
ピンポイントに訴求。
潜在客の段階では特定できないが、一度でも利用したことのある
消費者(旅行ユーザー)に対して、どれだけ旅行時だけでなく、
旅行後の満足度を上げ、さらに次の旅行ニーズを予測できるか。
各旅行会社は、マスマーケティング型のパッケージ販売から脱して、
1人1人の顧客に向き合ったダイレクトマーケティング型のサービスを
実施しない限り、日本旅行業協会の努力は空振りとなるだろう。
旅行業界にとっても、ダイレクトマーケティングの導入はまだまだこれから。