通販でも、以前から過剰梱包抑制の動きが増えてきた。
通販各社は「商品を少しでも良く見せたい」「商品を丁寧に送付したい」
という気持ちから、梱包も念入りに行っていた。
しかし、お客様(特に40代以降の主婦)からは、
「エコのために、ゴミを少なくしたい。だから、梱包ももっと簡素化してほしい」
という声が多い。
そのために、しっかりと顧客分析ができている企業ほど、
“丁寧なケア表現を施しつつも、簡易梱包を心がけている”傾向が強い。
通販は、じっくり自宅で検討することが多いため、
「通販広告を目にする直前に、何をしていたか…」ということへの考慮が必要。
例えば、午前中に家の掃除をしていて、
「これも古くなったなぁ~」
「これ捨てたいけど、可燃物かしら?不燃物かしら?」
なんて悩みはよくあるはずだ。
さぁ、ちょっと40代の主婦の気持ちになってみましょう。
家の掃除も終わり、ひと段落。
冷たいお茶を飲みながら、折込チラシのチェック開始。
パラパラめくると、気になる商品が登場。
欲しいなぁ~。でも勿体ないかなぁ~。
その時に、通販企業として一言、何を添えるべきか。
「さっき家の掃除で感じた捨てるのが勿体ない」の解消だ。
ここで一つのロジックが成り立つ。
「通販での新規購入が勿体ない」-「さっき家の掃除で感じた捨てるのが勿体ない」
ぜんぜん引き算の軸が違うじゃないか?
いいえ、そんなことはありません。
消費者の中では、引き算が成立し、相殺できているのですから。
今日の日経新聞に「家庭内不用品の下取りセールが広がっている」とある。
…{以下、日経新聞からの記事抜粋}…………………………………………………………
家庭内の不用品を引き取り、割引券などと交換する下取りセールが広がっている。百貨店や専門店などで手掛ける企業が増え、対象商品も衣料品から台所用品、眼鏡などに多様化。消費者に「家庭内在庫」を吐き出してもらい、新たな購買意欲を刺激することを狙う。持ち込まれた商品はリサイクルや途上国などへの寄付に回る。エコ意識もくすぐるため、景気低迷下でも消費者には好評。今後も実施する企業が増えそうだ。
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この心理導線、通販はさらに活用できる。
なぜなら、家庭内の不用品をどうしようかと思案した後で、
直近でショッピングに触れるのは、店販ではなく通販だから。
ジャパネットタカタさんの戦術も、ここにある。
下取りという発想はテレビなどの家電に限らない。
消費者の持つ「今あるものをゴミにしてしまうのは気が引ける…」という心理を、
「有効利用するから大丈夫。勿体なくありませんよ!」としてあげればよい。
「捨てるのが気が引けるもの…?」と考えいていくといくらでもある。
健康食品通販や化粧品通販の会社であれば、健康器具・美容器具の下取りだっていい。
ぜひとも、ここは活かしていきたい。
{ちょっと強引なまとめ}
★通販広告は、消費者が目にするタイミングに合わせた訴求表現を。
★エコマインドを、自社商品まわりで当てはめてみると、訴求方法はいくらでもある。